境内のご案内

御形神社本殿

 市内唯一の国指定重要文化財で、三間社流造、檜皮葺、大永七(1527)年の建立で、昭和42年国指定重要文化財に指定され、昭和46、7年に解体復元工事が施工されて、室町時代後期の見事な彫刻や繊細な組物が甦りました。

国指定重要文化財御形神社(みかたじんじゃ)本殿

百人一首絵馬

 絵馬は全部で17面あり、百人の歌仙全部が描かれた類例は全国でも少なく県下では唯一のもので、保存状態も良好できわめて貴重な遺品といえます。

ほかに由緒書2面が添えられており、弘化3年(1846)に奉納されたことがわかりました。

御形神社(みかたじんじゃ)百人一首絵馬

御形神社の大絵馬

 大きさは、縦4.5㍍、幅7.2㍍。

当社は、おみくじで「大吉」を引かれた方に、願掛け絵馬を差し上げています。その絵馬がこの大絵馬の下に沢山掛けられています。

御形神社(みかたじんじゃ)の大絵馬

正福寺桜

 御形神社のショウフクジザクラは県内でも最大級のものであり、市指定の天然記念物としてふさわしい風格を備えるものといえます。 

御形神社(みかたじんじゃ)の正福寺桜

五色椿

 この椿は同じ枝に紅、ピンク、白等複数の色の花が咲きます。

特に有名なものは、奈良県の天然記念物に指定されている白毫寺の五色椿があります。多くの品種がある椿の中でも珍しいもので、この椿は大きい方かと思います。

御形神社(御形神社)の五色椿

ご神木夜の間の杉

 当社は元々高峯山に祀られていましたが、奈良朝の宝亀3年(772)に当地に移されました。その遷座にまつわる伝説に、1夜にして3本の大杉が出現するという夢のお告げを里人達が見ました。

 その杉を「夜の間の杉」と言い伝えています。他の二本は大正時代に台風のために倒れました。

樹齢は600年以上。周通り「580」センチあります。

 なにより、この大杉は、当社の創始にまつわるご神木として、この地域のパワースポットとして知られており、ご神木の梺で参拝できるようになっています。

御形神社(みかたじんじゃ)のご神木夜の間の杉