御形神社御由緒記

御形神社拝殿

御形神社 由緒

御形神社(みかたじんじゃ)は、兵庫県宍粟市一宮町に鎮座する古社で、『播磨国風土記』にその名を伝える由緒ある式内社です。御本殿は室町時代の建築様式を今に伝える三間社流造・檜皮葺で、昭和42年に国の重要文化財に指定されています。

御祭神は葦原志許男神(あしはらのしこをのかみ)。『古事記』では大国主神の別名とされ、根の国で数々の試練を乗り越え、命を甦らせた神として語られています。この神話にちなみ、当社は「甦り」「再生」「困難を超える力」を象徴する神として篤く信仰されています。

その名の由来は、神が務めを果たされた証として愛用の杖をこの地に刺し植えられたことから「御形(御形見)」と称したと伝えられています。古代より国土開拓の祖神として、また縁結び・病気平癒・厄除けの神として崇敬を集めてきました。

 

ご神徳

甦り・再生|縁結び|病気平癒|厄除け|開運

 

主な特色

  • 式内社(延喜式神名帳所載)

  • 本殿 国指定重要文化財(室町時代建立)

  • 社紋:抱き茗荷